朝顔市

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朝顔市

朝顔市といえば、東京入谷の朝顔祭りが有名ですね。
入谷の鬼子母神で有名な真源寺の境内と、門前の言問通りを歩行者天国にして、毎年7月の6~8日の3日間開催されています。
江戸時代から続くお祭りで、早朝5時からたくさんの朝顔露店が出ています。
関東各地で栽培された、さまざまな種類の朝顔が販売されています。
あんどん作りとよばれる、植木鉢にさした5本の支柱に丸い輪っかのついたものに、朝顔が植えられているものが多く販売されています。

入谷は、江戸時代に朝顔をつくる植木屋がたくさんあり、たくさんの品種の朝顔を作っていました。
入谷の朝顔は全国的にも有名で、大正3年発行の下谷繁盛記には、「入谷の朝顔の全盛を極めたりしは、明治二十四・五年頃にして、其の頃は、朝顔を造る植木屋十数件を数え、入谷の通りは、毎朝、往来止めとなる程なりし也。殊に、当時は、周囲一面の蓮田を廻らしたれば、涼しき朝風に吹かれ乍ら、朝顔を見又蓮の花を見るを得たり敷かば、観客頗る多く、非常の盛況を呈したり。」と書かれていたり、明治20年7月5日発行の朝野新聞には、「府下にて朝顔の名所といえば誰も入谷たることを知る位なるが、同商も追々欧州植物培養の方法に倣い近年は頗る進歩し、昨年の出来に比較すれば、本年は余程の上出来にて、来る十五日より縦覧さする由なるが、本年は品数も数百種の多きに及び、頗る見事なるべしといえば、朝寝坊先生は早起きして此の美花を観玉へ。」と書かれていました。
入谷の朝顔祭りのほかにも、くにたち朝顔市や新大阪あさがお市など、定期的に開催されている朝顔市があります。

朝顔市について│朝顔.com